よく見聞きする肩書きのひとつに、「経営コンサルタント」というのがあります。経営コンサルタントとは、企業などから依頼を受けて、財務や顧客データなどを検討し、会社の収益や資産内容などの経営状態を判断し、その企業の経営上の問題点を分析・検討して、問題点を解決するために有効なアドバイスを行ったりすることで、企業の業績を向上させる専門家のことを言います。

 

ひとくちに経営コンサルタントと言っても、その仕事内容は、例えば、「新規物流センターを構築する」などのように、最適なセンターの場所選びや建築費の算出・検討から、物流システムに至るまでを構築する大掛かりなものや、「通信費の削減方法を検討する」や「顧客サービスの強化について分析する」というものの他、「商店街全体のポイントサービス導入について」や「個人商店の経営分析」のような地域に密着した小規模なものまで、実に様々です。

 

経営コンサルタントには、経営コンサルティング会社やシンクタンクなどで働いたり、自分で事務所を開設したりする以外にも、経営に関する講演や本の執筆などの仕事内容もあります。現在、経営コンサルタントという国家資格は存在しないため、経営コンサルタントになるための免許や必須資格は、これと言ってありません。しかし、国家資格がないからこそ、企業から依頼を受けるためには、財務や経営についての幅広い知識はもちろんのこと、優れた分析能力と論理的思考力、高いコミュニケーション能力など、「優れた能力」が必要です。公認会計士や中小企業診断士などの国家資格の他、公認内部監査人などの企業経営と深く関わりのある資格を取得していると、経営コンサルタントの職に就く際に、有利に働きます。

 

また、昨今のグローバル化に伴い、「新規海外工場を構築する」や「海外企業に対する出資計画を立てる」、「海外拠点の人事システムの再構築」など、海外関連の分析や検討の仕事内容も多いため、高い語学力がある方が有利と言えるでしょう。