今回は経営コンサルタントが執筆した本の紹介ということで、私が参考になったと感じた本をご紹介したいと思います。

まず初めに、女性の経営コンサルタントが執筆した書籍としてお勧めしたいのが、田中雅子氏の『日本一の「実行力」部隊 ユニクロで学んだ「巻き込み」仕事術』です。こちらはビジネスパーソンであれば男女問わず職場で戦力になってくれる書籍で、人間関係が入り組んでいて複雑な日本の企業の組織内にあって、どのようにして自分の仕事を成功させていくか、目的達成のためにどのようなやり方があるのかといった課題を、どのような職場環境でも応用できる普遍的な観点から説いています。

また、ビジネスパーソン(かつてはビジネスマンという言い方でしたが、最近は女性を意識して表現が変わっています)にとっての必読書は、結構沢山あるのですが、経営コンサルタントが書いた本で、是非とも読んでおいた方がいいと言うことであれば、小宮一慶氏の一連のシリーズ(発見力、数字力などの養成講座)がおすすめです。

中でも、『ビジネスマン(本のタイトル通りです)のための「解決力」養成講座』は、群を抜きん出ている傑作です。

問題解決というテーマは、ビジネスパーソンにとって切っても切り離せない重要項目で、この力を身に付けることが、仕事の腕を磨くということに直結します。

かつては、KT法(ケプナー・トリゴー法)という問題解決技法が、日本に入ってきて多くの人たちが、バイブルのようにして、様々なことを展開してきました。飯久保弘嗣氏が『決断の速さの研究』とか、佐藤允一氏が『問題構造学入門』を著しましたが、やはりKT法を意識しています。

小宮氏の書物も意識していますが、これらに加えて、問題解決に係わるあらゆることを念頭に置いて、現実の問題を解決するためにと書き下ろしたものとなっています。

問題解決力をつけるには、新書版程度のものでもいいから、丹念に読みこなし、一冊すべてを自分のものにしてしまうことが決め手となるので、書店に並んでいる書物であれば、どれでも大丈夫ということは言えるのですが、あえて一冊を選ぶとすれば、この本になります。

問題解決のステップを丁寧に説明していることに加え、経営コンサルタントが実際に使っている手法、マーケティングの4Pをはじめ、SWOT分析、AIDOMA、プロコンリスト、ディシジョンツリーなどの数々の手法の使い方に触れてもおり、その上で、どのように取り組むのが良いかという姿勢のことまで教授しています。

つまり、学習に必要とされている、知識・手法・心がまえ、すなわち3H(HEAD、HAND、HEART)で語りかけているところが素晴らしいのです。